キャンピングカーの死角となる後方を確認するモニターはどれが良い?
投稿日 2022年09月14日
更新日 2022年09月20日
軽トラキャンピングカーの制作で死角になる後方確認にバックモニターは用途は違いますが取り付け経験のある有線のカメラとモニターで付けようかなと考えていました
車中泊のアイディア 車外モニターの製作運良くAUTO−VOX様からW10という機種の商品提供をいただきましたのでモニター1つとバックカメラと後方確認用カメラの2つを取り付けてみる事にしました
キャンピングカー(トラック)用デジタルバックモニターAUTO−VOX W10と別売品
AUTO−VOX W10 7インチデジタルバックモニターの付属品など
梱包をドキドキしながら開封しました
モニターとCAMERAとACCESSORIESと書いた箱があります
補償を18ヶ月に延長もできるようです
中身を出した状態です、スタンド固定用の粘着シートも付属です
7インチモニター
リアカメラ1
シガーチャージャー(モニター用)
モニタースタンドと取り付けねじ
電源BOX(1m)
ドリル(20.5mmホールソー)
リアカメラ固定用タッピングネジ
カメラは角度と高さが変更できます
ドリル(20.5mmホールソー)は車体などに穴を空けて配線を引き込む場合に使います
カメラの配線に付いてるゴムブッシュにサイズが合っています
インパクトドライバーでもアダプターを使用すれば使えなくはないです
タッピングネジは金属用でデンドラ10mm(差込角9.5mm)ソケット6角が必要です
500円前後で購入できます
固定用ボール付きソケットだとこんな感じに固定できて作業がしやすいです
9.5mmのはずが9.6mmなのはボールの分の厚みかな?
付属のカメラは自動的にCH1に設定されます
AUTO−VOX W10 専用バックモニターcam2
こんな梱包です
こちらにはドリル(20.5mmホールソー)は付属していません
こちらのカメラは自動的にCH2で設定します
設定メニューのリンクでCH2で設定します
コードは本体50cmと電源BOX1mで1m50cmの長さになります
接続部は防水使用になってましたので安心です
Solar1/W7PRO信号増強アンテナ
口コミで走行中の画像がカクカクするというのがありましたが
雨の日に時速70Kmくらいで走ってもスムーズでした
考えられる事はモニターとカメラの距離が遠くて信号が弱い場合にデータの転送速度が遅くなるのが原因と思われます
別売りのアンテナは信号増強アンテナとありますがモニターから有線で伸ばして物理的にバックモニターと近づける役割と思います
画像がカクカクしたりする場合は試してみようと思います
AUTO−BOX W10をテストしてみる
テストするための下準備
バックモニターの電源は車のGND(アース)とバックランプの回線に接続するようになってます
普通は赤と黒だけの配線ですがVCC、GNDの表示があるのは配線に詳しくない方には親切ですね
あれこれ実験するのに配線を延長したり接続したりしやすいように先をプラグにしました
とりあえずキャンピングシャルの中で電源を入れてテストしてみました
リアカメラの電源が入るとモニターが待機状態から自動的に復帰します
テスト1 消費電力
面倒なのでチャージコントローラーで電流を測ることにしました
モニターの待機電流は0.10Aでした、約1.40Wです
バックライトが点いて0.20Aで約2.80Wです
リアカメラ2つを点けるとモニターがONになります、画面はデュアルモードにした状態です
バックモニター2つを点けた状態で0.46Aで、約6.6Wです
キャンピングシェルの照明をフルで点灯した程度の消費電力です
消費電力的にはあまり気にしないで使えると言う結論ですが
エンジンを停めての点けっぱなしはやめた方が良いですね
バックモニターの場所はどこにするか
私はバックモニターは車をバックさせるシーンしか考えていませんでした
もう一つ後続車の状況を確認するという役目もありました
私はいつも安全運転なのでパトカーなんて気にしませんけど(笑)
スピードを出さないので後続車が詰まっていたら譲るとか確認ができたら良いですね
ヤマト運輸などのトラックや大型のワゴンはこの位置がほとんどです
テスト2 フリードスパイクで走行テスト
キャンピングシェルはまだ走れないので走行テストと比較テストでフリードスパイクを使いました
リアカメラの固定にはマグネットを使ってみましたが高速道路でも大丈夫でした
リアカメラの固定穴を利用してマグネットを2個ずつ付けます
もう一台はキャンピングシェルで前側の様子を見る想定でこの位置にしました
車の上に取り付けた状態です(傷防止でサランラップを使ってます)
実際の画像は綺麗で見やすいです
しかしモニターをiPhoneで撮影すると相性が悪くてガッカリ写真になってしまいます
前側の映像です
後ろ側の映像です
写りは良い感じですがiPhoneとの相性が悪くて写真にするとこんな感じになってしまいます
ラインを入れるとこんな感じですので上に取り付けた場合はラインは不要ですね
常時2画面表示にしておく事もできます
ちょっと違う場所で撮影してみました
雨で暗いのですがしっかり綺麗に写っていますが本当にiPhoneとの相性が悪いですね
走行中も画像がカクカクしたりしません
旅に使うフリードスパイクは後ろの窓を塞いでいるので久しぶりにバックミラーを見ながら走ってる感じです
車のバックミラーの近くに取り付けたカメラと車のバックモニターの比較です
ホンダ純正のバックモニターと比較するためにこの位置でも試してみます
W10の方が広角に見えて画面が綺麗ですので見やすくなってます
iPhoneで撮影するとガッカリの写りです
夜の写りはこんな感じでW10の方が見やすいです
設定は簡単でした
設定は説明書を読まなくても直感で操作できました
Mボタンでメニューを表示
▲▼ボタンで選択
OKボタンで決定です
Pairを選択するとCam1、Cam2を選択してペアリングできます
B\C Controlを選択すると明るさとコントラストを調整できます
M/U Controlを選択すると左右反転と上下反転が選べます
Guide lineを選ぶとガイドラインのオンオフができます
取り付け方法について
モニターの配線
モニターはシガーソケットに差すだけなので軽トラキャンパーの場合は運転席とシェルを簡単に移動できて便利ですね
カメラの配線
カメラの電源は直結になっています
カメラの電源が入るとモニターが起動する仕組みなので
説明書では車のバックライトの配線に取り付けるようになってます
軽トラキャンピングシェルの場合には車からの脱着があるので車に配線するのは面倒です
キャンピングシェルから電源を取ってワイヤレスリモコンスイッチでオンオフした方がシェル内で外部モニターとしても使えて良いのではないかと思います
テスト結果は良かったのでキャンピングシエルへの取り付けは前後に向けて取り付けをします
テストしての感想としては
・消費電力が大きくなくて良いです
・画質が良くて見やすいです
・設定が簡単でどんな取り付けでも調整できて良いです
・リアカメラの電源だけはちょっとした心得が必要ですね
価格は安いですがなかなか良いですね
最後までご覧いただきありがとうございます