投稿日 2022年09月09日
更新日 2022年09月19日
技術系ボランティアさんのする養生は普通のボランティアはやらないの?
関川村のボランティアセンターで私が食事をしてる場所の奥で毎日ミーティングや準備体操をしていた技術系ボランティアのグループの補助でマッチングされて一緒に作業をしました
技術系ボランティアだけで良いのでしょうか?
通常ボランティアの主な作業
水害の場合の通常ボランティアの作業の順番としては
1、部屋にある家具や家電をかたずける
2、濡れた畳やカーペットを外に出す
3、床下の泥を土嚢袋につめて運び出す
4、床板が乗っていた根太(ねだ)をたわしやスクレーパーで掃除する
5、外した床板の洗浄など
技術系ボランティアさんの作業
1、浸水した壁の石膏ボードなどを撤去
2、濡れた断熱材の取り出し
3、床板を剥がす又は床下への入り口を作る
使う床板には番号を記入して戻しやすいようにします
板にテープを貼ってマジックで書くか直接板に書くかは状況次第
4、水を被った場所の消毒
5、剥がした床板の戻し
南相馬市にはこのブルーシートの作業をしてたそうです
重機系ボランティアさんの作業
関川村ボランティアセンターにいたこの重機を使う方々
人手では無理な土砂の撤去や整地を行います
私もこれを運転する資格は持ってるので高齢になってパワーに自信がなくなったらやって見たいですね
技術系ボランティアさんの作業のお手伝いをしました
築2年のお宅の壁を床上90cmまで剥がして濡れた断熱材を取り出す作業でした
まず最初に養生を丁寧にするのですが材料がブルーシートと土嚢袋とタオル、よく塗装のときに使うテープ付き養生シート
クッション性が足りないしブルーシートのカットは難しいしでヒヤヒヤの養生でしたね
特に水害の際には養生する場所が多いので災害ボランティアセンターには養生用にプラダンを準備してほしいですね
特に根太や敷居用にカットしておいて再利用すればボランティアの作業もはかどりますね
引っ越しなんかでもプラダン素材を何度も繰り返し使ってますね
次に定規で高さを測ってチョークの墨を入れて、カッターで少しずつ切ってゆきます
これをボランティア3名で地道にやってゆきますが他の2名は器用でどんどん仕事が進んで技術系ボランティアさんにお褒めをいただきました
私は脱落して外した石膏ボードや断熱材の袋詰めや運び出しに専念していました
いつもボランティアさんの人手が足りてるわけではないので技術系のボランティアさんにこんな工具が支援されると思いますね
先にレーザー墨出し器でラインを確認して下地を計測してから電動のカッターできれば3人分の仕事ができそうでしたね
とりあえず技術系のボランティアさんはいろんな種類の作業をするので知識や技術のマスターも大変です
効率を上げるための電動工具の種類も半端なくて揃えられないでいるようです
通常ボランティアのリーダーさんは養生を知らないんですけど大丈夫
マッチングでは養生の話は聞いた事がありません
ボランティアのリーダさんはなりたがらない人が多いので「休憩の指示とセンターへの連絡くらいです」と言って職員が説得するのがよくある光景です
水害の場合は最初に養生をして通路の壁や床の傷を防ぐとか根太や敷居の傷や汚れを防ぐのが大事とNPOなどの手引き書には書いてありますがボランティアセンターにはそんなペーパーはありません
指示書やマッチングの段階では養生には全く触れないので材料も知識も無しで出発してそのまま作業なんて事が普通です
だいたい素人が使える養生用の資材が揃ってないですもんね
被災者はボランティアになかなか文句が言えません、先じてやる必要がありますよね
探すとNPOさんとかボランティア団体のホームページにはマニュアルがあります
愛・知・人 さんのホームページを見るとちゃんと養生のマニュアルがありました
普通のボランティアがこんなに色々探して勉強してゆかないとダメですか?
社会福祉協議会で給料もらってる担当者がちゃんとわかる様にしてくれませんかね
そして全国社協のホームページに載せといてくれませんかね
資材のマニュアルに養生の資材も加えてくださいね
本当にグループリーダーさんは休憩の指示だけで良いですか?
マッチングを人数合わせで考えてるから良くないですね
養生があるとかちゃんと内容とスキルを合わせないとダメですね
結局は社会福祉協議会の批判になっちゃいますがやってる職員は優秀で一生懸命です
社会福祉協議会の組織や職員のスキルは災害ボランティアセンターを運営するには課題が多いと思います
コロナ禍でもそうでしたが有識者や専門家という人達の利害もあるのでしょうか?
社会福祉協議会でなくボランティアに対する要求ばかりが目立つ有識者会議が原因なのかもしれませんね
最後までご覧いただきありがとうございます