新潟県村上市でボランティア集めのヒントを得た

投稿日 2022年09月08日
更新日 2022年09月09日

村上市ボランティアセンターで発見、ボランティアが来ないわけ

ボランティアは9月7日終了予定でしたが突然関川村ボランティアセンターが連休になってしまったので村上市ボランティアセンターに行くことにしました

関川村は交通の便も悪くボランティアが集まりにくいと思って関川村ボランティアセンターにしたのですが村上市ボランティアセンターと同じ位のボランティアが集まって復興も順調そうです

逆に村上市にはそれほど集まらないのか? 素朴な疑問を現地で見てみたいと思います

村上市は岸田総理も視察した被害の大きい場所だがボランティアが少ない

村上市社会福祉協議会はボランティアを減らす案内をしてますね

村上市のHPにはまた完璧ボランティア装備のイラストがありました

ボランティアを減らしたいの

思いやりとかはないの

首から下げる名札は邪魔で危険で安全管理の基本を疑います、だいたい別の名札を準備してるじゃないか

厚手のゴム手袋は夏は暑くて汗が溜まりますよ

いつも書いてますがボランティアがわざわざ買ってきたらどうすんだよ

震災がつなぐ全国ネットワークさんの資料の親切なこと、ボランティアもこれで良いですよね

震災がつなぐ全国ネットワークさんの資料の「そうじをするときの服装」

被災地で配られていた冊子はすごい丁寧に書かれています

村上市社協の技術系ボランティアさん募集のチラシの写真でまた腹が立つ
この写真をよく見ると技術系のボランティアは帽子も被らず半袖で作業してますね

これはどうした💢 こう言うのをダブスタって言うのを知ってますか社協さん?

村上市ボランティアセンターはなぜボランティアが少ない?

村上市は関川村と比べて被害も大きくて人口も多いです
岸田総理も村上市には来ても関川村には来ませんでした
関川村のように道路が片側通行で夜間通行止などの交通障害もありません

ところが全国社協の資料によるとボランティア数ではあまり変わらないのです
ニュースによるとボランティア不足で復興が進まないそうです

ボランティアセンターのある村上市神林総合体育館に到着しました
非常事態ですから市の体育館くらいはボランティアセンターに開放してると思ったらそうではないようです

体育館の外にテントがあって全部外でやるみたいですね、9月でも暑いのに8月に来たボランティアさんは大変だったでしょうね

村上市神林総合体育館

仮設トイレまであります、汚れたボランティアはここを使えと?

仮設トイレと手洗い

それにこの案内文書はきっとマナーも知らないですね、ボランティアをアルバイトとでも思っているのでしょうか?
全部ひどいですが一部を添削してみました

 自分のことは自分で守る
 自分のことは自分で守るという心掛けをお願いします

 挨拶や言葉使いなど、基本的な事を大切にすること
 挨拶や言葉使いなど、基本的な事を怠らないようご注意ください

この文字の切れたいい加減なコピーもそうだけど村上市社会福祉協議会にはまともな常識を持った管理職はいないのでしょうか

ボランティアの方はしっかりとした常識を持ってる方が多いです、こんな言葉使いでは関川村に行っちゃいますよ

Twitterにもこんな書き込みがありました

青森県の鯵ヶ沢町に全国から集まったベテランボランティアさん達が口を揃えて言っていた事を思い出しました

武雄市の市長は毎日「よろしくお願いします」とボランティアに水を渡してくれて受取ったボランティアは

何日でも応援したい気持ちになったとのこと

村上市ではこれと全くの逆の現象がおきますよね

この次はボランティアに気配りのある関川村に行こうと思うでしょうね
やる事は変わらなくても自分を大事にしてくれるとこに行きたいよね

関川村ボランティアセンターは建物の中
関川村のボランティアの待機所

関川村の案内文書の丁寧なこと(内容も言葉使いも)

こういう文書って作成した人の気持ちが伝わるから怖いんですよね

謎は解けたんではないかな

ボランティアを集めるのはふるさと納税を集めるのと同じ

災害ボランティアの作業をする人を被災者が自費で雇ったら1日壱万円位が相場ですよね
プラスで交通費に滞在費も含めたらもっとですけどね

つまりボランティアを集めるのは壱万円の寄付を何口(何人)集められるかということです

「ボランティアセンターはボランティアの為にあるわけでは無い」はよく聞きますがボランティアが集まらず、リピートしなかったら被災者が救われないのです

そして返礼品はボランティアへのホスピタリティーだけです

・ボランティアに対して自治体と社協ができる限りの気配りをしているか

・ボランティアが満足感を感じられるような正確な現地調査や正確なマッチングか

ボランティアのリピート率で後半のボランティアの人数が変わりますよね
最初多くても急激にボランティアが減るのはこれも原因かもしれません

被災者への支援が進んでるVCも進んでいないボVCも同時に縮小されました

被災者の救済状況よりも期間でボランティアセンターを縮小するみたいですね

だから首をすくめて期日が来るのを待つカメさん型のセンター長が生まれるわけですね

社協職員の人数は同じですから本来の社会福祉協議会の業務がストップしてたり縮小してたりするので当然の事なんです

だから社会福祉協議会は事前に勉強して準備して効率を上げて短期決戦で乗り切るノウハウを身につけるべきではないでしょうか

ボランティア不足のニュースを見る度に社会福祉協議会が減らしてるんだろと思ってしまいますね

ひょっとして資材をケチり、社協の車のガソリン代をケチった災害ボランティアセンターが表彰されてたりして(笑)

村上市災害ボランティアセンター

鯵ヶ沢町ボランティアセンター

最後までご覧いただきありがとうごぁいます

災害ボランティアのパワー 災害ボランティアセンターの運営レベルが違いすぎた話