初回投稿日2021年04月29日
最終更新日2021年05月12日
画期的な軽トラキャンピングカーを作ってみたいな
YouTubeを見ていたら軽トラックに乗せる形の軽トラキャンパーの自作が楽しそうで「DIY魂」に火がついて、軽トラックも持ってないのに作ってみたくなりました
なぜ軽トラキャンピングカーなのかは話せば長くなるので後半の「どうして軽トラキャンピングカーなのでしょうか」をご覧ください
もっと「軽くて」「丈夫で」「安くて」「快適で」が実現できるかもしれないな〜と勝手に思い込んでいますが本当に作れるか調べてみました
YouTubeではこんなコンテンツを見てました
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軽トラキャンピングカー制作計画
軽トラを持ってないんだけどシェルだけ作れるか
僕の旅のスタイルは「あっちこっち走り廻る」ので検討して走行性能とのバランスでフリードスパイクを旅の車として選びました、日本一周2回目も行っていないとこが多すぎてフリードスパイクで行くことにしてます
みなさん軽トラを先に買ってそれに合わせてシェルを制作しているようですが軽トラもなくて作れるのでしょうか?、販売されてる軽トラックの仕様を調べてみました
軽トラのサイズは各メーカー似通ってますのでこれなら軽トラがなくても作れそうです
農繁モデルがあるのが軽トラらしいですね
作ったシェルは家の駐車場に余裕があるので作って置いとけば工作室として使え、レンタルで軽トラを借りてちょっとした旅にも良いかもしれません
道路交通法上の制約
荷物は「高さ2m」『幅1.48m」「長さ3.4m」「重量350Kg」
荷台からはみ出して良いのは後にトラックの車長の10%未満
トラックも含めた「高さは2.5m以下」
※トラックの荷台が0.66mあります
LGS角スタッドを使ったオリジナル軽量化対策
他の人と同じ様に作るのも面白くないので新しい材料を探してみました
ほとんどの方は骨組みを加工しやすく断熱効果がありしかも価格が安い木材で作っているようですが木材で作るとすごく重くなるんです、軽いアルミで作れば今度は価格がものすごく高くなってしまいます
ホームセンターに「角型スタッド」というのがありました、店舗や事務所の壁や天井に使用される材料です、軽くて丈夫で木材の代わりに使えそうです
この状態で70kgの僕がブロックとブロックの中間に乗っても3種類とも大丈でした
アルミ角材以外はホームセンターで購入して重量など実測してみました
価格のほかにアルミの骨組みは結露しやすいと敬遠される方もいらっしゃるようです、アルミの熱伝導率は金属の中でも非常に高いうえに強度を出すのに肉厚な角材を使うのでさらに熱を伝えやすいからと思います
角スタッドは熱伝導率がアルミの3分の1である鉄を使っていてしかも薄いので私の推測ではアルミを使用した場合の6分の1程度の熱伝導率になると思います
安くて丈夫なのにみなさんが使わない理由はこれだと思います、薄い鋼材で中が空洞なので木材みたいにネジで簡単に接合というわけにはいかないようです
こんなシンプソン金具などを使うと接合できそうですが金具の方が角スタッドの2倍もするので使えませんね
解決策はこれ、接合部だけ空洞に木材を入れて補強する事で木材と同様に接合できるようになり継ぎ足しもできます
天井や床や壁面はランナーという部材を使うと角スタッドや断熱材を差し込むことで簡単に施工できます
切断は金ノコでも大丈夫でしたので電動工具を持っていない方でも切れます
とりあえず角スタッドという新しい材料で軽量化して制作できそうですね
車中泊で日本一周した経験からの軽トラキャンピングカーの改良点
旅で見かけたキャンピングカーやYouTubeやTVで見るキャンピングカーって車中泊で旅をしてきた経験からすると不便だよねと思うことがあります
雨対策の疑問
雨男だから言うわけではありませんが軽トラキャンピングカーは外開きのドアがついてる事が多いですが、風のある日はドアも濡れるし部屋に雨が入ってきちゃいますよね、出入り口に屋根があれば良いのにね
電源についての疑問
①例えばソーラパネルで400W発電してもバッテリー1個で1時間あたり30W程度しか充電しないのでバッテリーの数を増やさない限り電気を使う夕方から朝にかけて電力不足になってしまうわけです
普通のキャンピングカーもそうですがソーラパネルのW数で安心して買ったら常に電力不足ということが起こります、ソーラパネルのW数+バッテリーの数と容量を気にする必要があります
それで電気製品が充実するほどキャンプ場やRVパークの電源サイトにお世話になることになります
② キャンピングカーに入ったらまずインバーターのスイッチを入れてなんて動画をよく見ますが12Vから100Vにするインバーターはスイッチを入れただけでLED照明+12V換気扇位の電力を消費したりします、照明や換気扇、USB電源などは12Vのラインで使用して炊飯器やテレビなどを使う時にだけインバーターを使う設計にしないと電源不足になってしまうと思いますし実際にその様ですね
窓についての疑問
旅先で見ていると車中泊をする方が最初にやることはまずカーテンやシェードで窓を塞ぐことです、なのに何で外から中が見えやすい位置に窓をつけるんでしょうね?、換気や採光ならもっと良い場所や方法があると思います
駐車場の後ろのスペース
軽トラキャンピングカーは小さいので駐車スペースに余裕がありますが活用している方が少ないようです
通常の駐車スペースからすると後ろに2m近いスペースがあります
こんな感じで後ろを有効活用してるハイエースのキャンピングカーも多いですよね
どうして軽トラキャンピングカーなんでしょうか
画期的なキャンピングカーがないのは8ナンバーのせい?
日本でキャンピングカーというとイラストの様なイメージを持ってる方が多いですかね、トラックにシェルを載せたキャブコンと呼ばれるタイプです
ベースは4ナンバーのトラックなのでそのままでは車検は1年です、ディラーは8ナンバーに変更して2年車検にして販売しています
他にも
2ナンバーのバスを8ナンバーにしたバスコン
4ナンバーのトラックを8ナンバーにしたキャブコン
黄4ナンバーの軽トラを黄8ナンバーにした軽キャンピングカー
4ナンバーのバンを8ナンバーにしたバンコンなどがあります
8ナンバーの「キャンピングカーという分類」は車検の期間や税金の決定のための規格なんです
ギャレーと言われる流しや調理場、給排水、天井の高さ、ベッドスペースなどが細かく規定されて「料理はしないからギャレーはいらない」「ベッドスペースはそんなにいらない」とかの変更はできないんです
8ナンバー不要で1年車検でOKという以外は自由には作れないんです
8ナンバー規格の詳細は下記のリンクから見られます
4ナンバーでも軽トラックや軽ワゴンは2年車検で自由です
同じ4ナンバーでも軽トラックや軽ワゴンの車検は2年です
自由に作りたい方は軽トラにシェルと呼ばれる居住スペースを作るか、軽ワゴンの中を改造してキャンピングカーにするかが多い様です、当然ですが1年毎の車検でも良ければどんな車でも結構自由にできます
軽トラベースの一体型のキャンピングカーは車検で分離できないので軽8ナンバーを取得するらしいです
僕の様にミニバンなどで寝たり、調理できたりするのは世間では「車中泊車」と呼ばれるらしいです
そして本題の軽トラキャンピングカーはシェルが荷物の扱いなので大きさや重量などの道路交通法を守れば自由にDIYできて楽しそうです、2年に一度の車検では下ろして普通の軽トラックとして車検を受けます
次回(明日)は気まま楽旅®︎ 軽トラキャンピングカー設計編です
最後まで見ていただきありがとうございます